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発達支援級の子どもたちの進路について

この10年間で、浜松市の発達支援級在籍児童数(小学校)が4倍以上となっている。情緒級の中には、知的には問題がないため、療育手帳を持つことができない生徒が在籍している。手帳がないため、彼らは特別支援学校への進学はできない(このこと知っている人が少ない)。

かといって、通常級とは内申書が異なるため、通常級の生徒と同じ判断を高校側をするのか、わからない。そのため、小学校は発達級に在籍していたが、小6からとか、中学から通常級に移動するケースは一定数いる。

市教委に、発達支援級での手帳の取得率を知りたいと聞いたが、把握されてなかった。手帳の有無と進学先は、調査・分析必要だと思う。

発達支援級の中学卒業後は、私立の通信制高校・サポート校への進学が増えている(平成29年度 全日制2名、定時制5名、通信制17名)。通信制高校・サポート校は、学費が高く、行かせられる家庭は限られてしまう。また、就労支援が不十分なため、先の不安がある。

発達支援級の保護者に、進学、就労、福祉サービスの包括的な情報と相談先の確保必要だと思う。