<めぐみ質問>
区の再編について、鈴木市長に伺います。
9月7日の行財政改革・大都市制度調査特別委員会で新3区が提案され、それが最終案になってしまいました。
区の再編に賛成していた委員からも「新3区はやむを得ない」「まちづくりの観点からは2区案がいいのだけど」という意見もありました。
そこで、2点伺います。
1点目は、なぜ、天竜区、浜北区、それ以外の新3区案なのでしょうか?他の2区案、3区案よりどこがいいのでしょうか?
2点目は、65万人、10万人、3万人と人口バランスが悪い新3区案のまちづくりの将来ビジョン、区役所の役割についてはどう考えていますか?
<市長答弁>
1点目、2点目を一括してお答えします。
9月27日の行財政改革・大都市制度調査特別委員会において、鈴木副市長からご説明申し上げましたとおり、これまでに実施した意見を聴く会や地区自治会連合会等への説明会を通じてご意見、ご要望をいただきました。区割りに関して、賛否様々な思いがあることは重々承知しているところでございますが、こうしたことを踏まえて総合的に判断し、第3区案を最終案候補として提案したものです。
新3区案は、天竜区や浜北区の皆様のご意見・ご要望を踏まえ、区割りに反映しました。
天竜区は、過疎地域の指定など固有の課題があること、浜北区は副都心として位置付けられており、独自性があることを踏まえ、それぞれ単独の区としています。
北区を旧浜松市を含む区と合区することについては、旧浜松市の一部地域と旧引佐3町が一つの区になった背景を踏まえつつ、これまで一体感をもって進んできたまちづくりを今後も継続することが可能であることなどを考慮し、判断したものです。
<めぐみ、再質問>2点再質問します。
●資料をご覧ください。
今提案されている区役所の役割には、まちづくりがありません。区の再編後は、区単位のまちづくりは、区役所はしないということでしょうか?北区で行なっているまちづくりは、継続しますと言われていますが、区役所でないとするなら、どこでするのでしょうか?
●2030年までの都市計画マスタープランでは、将来の都市構造で気賀地区などを地域交流拠点に示し、区ごとのまちづくりが示していますが、新3区ではマスタープランと整合性がありませんが、どう考えますか?
<部長答弁>
確認中
<めぐみ意見>
市は、区の再編は組織の見直しだといいます。しかし、市民にとっては様々な暮らしの単位の見直し、まちづくりの単位の見直しと捉えているようです。ここに大きなギャップがあります。
今提案されている住民投票条例案では、条件や意見をつけることができません。必要性は理解して、賛成だけど、将来ビジョンが見えない。必要性は理解するけど、市民サービスの低下が気になるから反対といった個別の声を聞くことはできません。私も区の再編の必要性は理解できますが、新3区案には大いに疑問をもっています。
市長、あなたの周りにいる人たちの声だけ聞くのではなく、広く丁寧に聞いていただきたいです。
市民を分断させないでください。誰一人取り残さない浜松を目指してください。