【区の再編と住民投票】
今年4月には、市長選、県議選、市議選、そして「区の再編に関する住民投票」の4つの投票が予定されていますが、ご存知でしょうか?
人口減少・超高齢化、社会保障費の増大、インフラの老朽化などを克服し、浜松市政を健全で持続可能なものとするために、今後の行政サービスの維持・強化策について検討を進めるために、議会の特別委員会で区の再編を検討してきましたが、最終的な結論のとりまとめになりませんでした。
そこで、市長から区の再編に関することを住民に問いたいと、住民投票をする提案がなされ、議会での修正を経て、住民投票実施となりました。
私は、区の再編そのものには反対するものではありません。しかし、直接的に区の再編に関係のある、合併した市町村と旧浜松市民とでは、関心度合いが大きく異なるにも関わらず、人口が多いが関心が薄い地域の票で左右されてしまうなど課題が多く、今回の住民投票には反対しました。市議会でまとまらなかったことを、市民に判断してというのは、あまりにも無責任すぎます。でも、多数決で決まったしまった住民投票ですので、どこにでも説明に伺います。
さて、提案された新3区案(浜北区、天竜区、それ以外)は、年間削減額7億円(協働センターの1人正規職員化で、1.5億円増のため、実質5.5億円)。9.5万人、3万人、67.1万人と人口バランスが悪い案です。
先の一般質問で、新3区案の将来ビジョンを聞いたのですが、「今回の区の再編は、区役所の再統合であり、地域を変えるものではない。現在区で実施している事業は継続していく」との答弁でした。これって、将来ビジョンなのでしょうか。私は新3区案には、賛成できません。
「区の再編に関する住民投票」は、新3区案(浜北区、天竜区、それ以外)に対して、賛成か、反対か、そして、反対とした方だけ、区の再編そのものに賛成か、反対かを聞くものです。複雑でわかりにくいので、資料を持って、説明に伺います。お気軽にお声かけてください。