2020年4月1日、浜松市で 県下初となる「パートナーシップ宣誓制度」が始まり、午前中に2組、午後に2組のパートナーシップ宣誓カップルが誕生した。
市民側で当事者、支援者による「パートナーシップ連絡会」を立ち上げ、意見をまとめ、担当課と何度も何度も意見交換してきて、ようやく、この日を迎えることができた。
浜松の特徴は、異性間(事実婚)も含むこと、浜松市在住が一人でよく、同居用件がないことだ。
一人一人が持つ特性の違いや性の多様性を認め合う社会の実現の一歩となることだろう。誰もが生きやすい社会になりますように。
<経過>
●2015年11月議会めぐみ一般質問
「性的マイノリティ(LGBT)への理解を」の中で、「渋谷区のパートナーシップ条例のような生き方の多様性を認める条例制定をするつもりはないか」と質問。
●2019年6月5日 広報はままつ6月号に「パートナーシップ宣言制度意見説明会」の案内掲載
●7月10日 浜松市主催「パートナーシップ宣言制度意見説明会」
<説明>要綱と条例のどちらで制度がするのか決まっていない。宣誓できるのは、一方または双方がLGBTのカップル。市内に住所があるか、市内に転入予定の未婚の成人。制度の導入時期は今後検討する
<意見>多様な人が使えるようにして欲しい一般の異性間の人たちも対象に含めて、気軽に使えるようにして欲しいLGBTについて市民の理解が不十分。慎重に進めるべき。
●9月10日 浜松パートナーシップ連絡会 立ち上げの会
●9月27日 浜松パートナーシップ連絡会 ワーキンググループ会合
●10月27日パートナーシップ連絡会呼びかけ人会合
先のワーキンググループの意見を受けて、以下のようにまとめ、市に提出
セクシャルマイノリティだけでなく、事実婚を含む異性間も含めて欲しい
「相互に助け合う関係」といった生活共同要件が必要だが、必ずしも同居を求めないで欲しい
双方がではなく、どちらか一方が浜松市在住の条件にして欲しい
●11月20日
UD・男女共同参画課とパートナーシップ連絡会呼びかけ人と意見交換
●11月28日
UD・男女共同参画課とパートナーシップ連絡会呼びかけ人と意見交換
●12月10日
UD・男女共同参画課とパートナーシップ連絡会呼びかけ人と意見交換
●12月17日 浜松パートナーシップ連絡会 ワーキンググループ会合
●12月18日 パートナーシップ連絡会呼びかけ人から、市にパートナーシップ宣誓制度要綱とガイドブックについての意見提出
●3月3日 浜松市パートナーシップ宣誓制度について聞く会
●4月1日 浜松市パートナーシップ宣誓制度スタート