中田島砂丘を含む中田島海岸の今後のあり方〜一般質問その2〜

<めぐみ質問>

 

中田島砂丘を含む中田島海岸についてです。

 

 

 

中田島砂丘を含む中田島海岸にはアカウミガメ、コアジサシをはじめ、多くの貴重な動植物が生息しています。一方、観光面からは、中田島砂丘の白い砂に対する評価が高く、ロケ地として選ばれ、浜松のPRの一助になっている、重要な場所です。また、マリンスポーツ、サーフィンや釣りのメッカでもあり、多くの観光客、市民に愛されている場所でもあります。

 

 

 

しかし、実際は侵食が進むとともに砂の絶対量が少なくなってきています。完成から年数が経っていない防潮堤ですが、上に被せていた砂が風によって、飛ばされ、下地が見えてしまい、さらに、えぐれてしまっているところもあります。防潮堤建設に使われた砂が露出し、大きな石やコンクリートくず、さらにはガラス片が目につくようになってきています。県は、防潮堤の維持管理のための砂の確保、補修工事などを実施していますが、永続的なケアが必要であり、多額の費用がかかります。

 

 

 

砂が飛んでいき、残ったのが瓦礫ばかりとなり、草が生えて、草原のようになっているところもあります。中田島砂丘ではなく、中田島砂丘跡や中田島草原って呼ばなくてならない時がくるのではないかと不安の声が上がっているぐらいです。

 

 

 

私は、中田島砂丘を含む中田島海岸は、環境省のいう「里海」だと理解しています。里海とは、古くから水文化と交流を支えてきた大切な場所のことで、人と自然の領域の中間点にあるエリアであり、陸地でいう里山と同じく、人と自然が共生する場所と理解しています。

 

 

 

しかし、大事な私たちの里海でありながら、浜松市としての中田島砂丘、中田島海岸の今後のあり方が見えません。活用だけでなく、景観や自然環境との調和は重要です。貴重な財産、中田島砂丘、中田島海岸を次代へと継承するため、より多くの人が環となって「望ましい沿岸海域の環境」を維持していかなければなりません。

 

 

 

しかし、これまで海岸は国や県の管轄だからと、浜松市の腰が引けていました。また、部をまたぐ複数の課、多くのステイクホルダーが関わっていて、それぞれの立場での意見を言うにとどまり、まとまっていません。

 

 

 

そこで、今後の在り方をつくるため、庁内各課とステークホルダーを含む市民と協働する会を持てないか、藤田環境部長に伺います。

 

 

 

<回答>

 

現在、中田島砂丘周辺は、各部署の方針に従い利用されているが、環境保全や利活用について横断的に情報共有し協議する場がない状況だ。

 

今後は、「遠州灘海浜の健全な利用と自然保全対策連絡会議」を活用し、静岡県関連部局及び本市の関係各課や市民の意見も取り入れ、検討していく。

 

<再質問>

午前中の鈴木真人議員への市長答弁も含めて、一歩前進と評価します。一つ確認しておきたいです。既存の連絡会議を活用して検討するとのことですが、連絡会議の要綱を読むと、遠州灘の海浜の健全の利用と自然保全に係る対策に関しての連絡調整を行うとあります。これでは連絡調整、検討で終わってしまうのではないですかと心配になります。中田島海岸、砂丘の今後のあり方を合意形成するとともに、県などへの要望などができる会議になるのでしょうか?