今回の一般質問のテーマは「持続可能、サステナブル」〜一般質問その1〜

今年の市制施行110周年の記念式で、鈴木康友市長は式辞で私たちはウィズコロナで対応している「今を生きる」ことと併せて、アフターコロナを見据えた「未来」についても考えていかなければなりません。そこで重要なキーワードとなるのが、「サステナブル」つまり「持続可能性」だと述べられました。

また、戦略計画2022の基本方針の重点化テーマとして「サステナブルな地域社会の創造」を挙げています。

そこで、今回の私の質問のテーマを「持続可能、サステナブルとしました。

 

 

大きな質問の1点目は、「持続可能で、豊かな浜松を」です。

 

浜松は森、里、川、海と豊かな自然に囲まれており、農林水林産業、観光業、飲食業などの産業は、豊かな自然から大きな恩恵を受けています。市民もマリンスポーツをはじめ、癒しやリクレーションできる場を身近で享受することができています。さらに、森林は、私たちに生きていくのに必要なきれいな空気、そして水を提供しくれています。

 

その一方で、所有者のわからない森林、経済的に適さず管理が行き届かない荒れた森林が出てきています。中田島砂丘では、侵食が進み、砂の量が少なくなり、昔と大きく姿を変えています。海岸には、多くのゴミが落ち、海洋プラスチックの問題が危惧されてきています。浜名湖の牡蠣、アサリ、海苔などの不漁が続いています。このまま自然の資源活用だけを進めていくと、浜松の豊かな資源を使い尽くし、なくなってしまうのではないかと心配になります。

 

活用、享受だけを考えていては、私たちにめぐみを与えてくれる自然は、100年、200年と持続可能ではありません。

 

そこで、1点目の質問です。浜松市は、森、里、川、海が一体となった対策が可能な都市です。自然豊かな浜松を持続可能にしていくためには、環境と経済のバランスのとれた街にしていくことが重要であります。今後どのように取り組んでいくか、市長の考えを伺います。

 

<市長答弁>

現代は、人類の経済活動が地球に大きな影響を与えるようになった「人新世」の時代と言われており、「サステナブル」「持続可能性」は今後非常に重要なキーワードになると考えております。私たちには、人類共通の貴重な財産である豊かな自然環境を、次の世代に引き継いでいく責任があります。

本市が有する自然や産業など、多様な地域資源を最大限に活用し、持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。