施設給食での地産地消の推進について〜一般質問その4〜

施設給食での地産地消の推進について

 

保育園などの施設給食で、地産地消の農産物やオーガニック野菜などを求める声がある。

ある保育園の園長先生から、「身体の小さな子どもにとって、食は大変重要なんです。乳幼児期は非常に敏感で繊細な舌を持ち、味覚の発達のピークは3、4歳と考えられています。また、10歳までの味の記憶が、その後の味を感じる基礎になるとも言われているんですよ」と教えていただいた。

 

先の保育園の園長先生からは、地元の安心で安全な農産物を給食として取り入れていきたいが、食材調達をどうしたらいいのか、配達してくれるのか、費用がかさむのではないか、など課題があり、園だけ進めるのは難しいと聞いた。

また、農家の方からは、どこの施設でどんな食材がどれだけ必要とされているか、わからないし、時間もないこともあり、繋がらないと聞いた。

こうした声にどのように応えていくのか、清水農林水産担当部長に伺う。

 

<答弁 抜粋>

庁内関係各課との連携のもと、必要とされる窓口体制を整え、ニーズの把握に努めるとともに、関係機関や団体を通じ支援をすることで、浜松食材の魅力向上と地産地消の推進に取り組んでいく。

 

<意見・要望>

今年6月袋井市の給食センターを視察、給食の試食をさせていただいた。袋井市では、おいしい給食課の職員がコーディネーターとなり、市内の農家を回り、子どもたちに安心で安全なものを与えたいので、ぜひ協力して欲しいと伝え、学校給食への地産地消を進めていた。

窓口体制を整えるということだが、そこには農家と施設とを繋げるコーディネートできる人材が必要だ。国の地産地消コーディネーターを派遣する制度があるが、やはり浜松市の状況を熟知している人が必要だ。人材育成に力を入れていただくよう、要望する。