<めぐみ一般質問 その5>新川を活用したまちづくり
<めぐみ>
馬込川水系の準用河川新川は、布橋一丁目から街中を通り、馬込川につながる4キロあまりの川で、まさにまち空間を通る都市河川である。しかし、現在はコンクリートの護岸、中心市街地の遠州鉄道高架下などの一部区間は暗渠となり、水辺と触れ合う機会が失われている。新川を活用して、賑わいを創出できないかと考える。
The GATE HAMAMATSU跡地は建物が撤去され、荒れた空間となっている。新川の活用を進める上で重要な場だ。新川の活用を含めて、今後の利活用について聞く。
<北嶋産業部長>
The GATE HAMAMATSU跡地は、中心市街地にとって、重要な場所である。2026年度スタートする中心市街地活性化ビジョン、基本計画策定で、官民で活用方法について議論する。新川を河川として再生してほしいという声もある。
環境調査やコスト計算などの検討が必要で、中心市街地活性化に向けた活用に向けて、幅広く議論していく。
<めぐみ>
市の中心部を流れる準用河川新川における、河川空間とまち空間が融合した良好な水辺空間の創出の考えは?
<平井土木部長>
治水、利水、河川環境に支障が生じないよう配慮しつつ、水辺の魅力を活かした上質で快適なにぎわいのある水辺空間の創出について、中心市街地活性化に向けた議論をふまて、庁内関係部署と調整を進めていく。
<意見>
浜松出身の洋画家清川泰次氏は、浜松商店界連盟30周年記念誌に寄せたエッセイで、新川についてこう書いています。「新川の水面に帝国製帽のノコギリの歯のような面白いジクザク屋根の工場が西陽をあびて映っていた。それはちょうどユトリロの絵の様に美しかった」などと回想しています。
もう一度、新川の水面に街の風景を映らせ、人々の心を癒すことができたら、浜松の魅力の再発見になるのではないでしょうか。